なかなか出会えない希少材「黄蘗(キハダ)」とは?
今回ご紹介するのは、極めて珍しい樹種「黄蘗(キハダ)」の一枚板。
✅ 日本国内でもほとんど流通していない希少材
✅ 鮮やかな黄金色の木肌から「黄肌」とも呼ばれる
✅ 昔から家具材・建具材として利用されてきた歴史ある木材
木材としての美しさはもちろん、漢方薬としても古くから活用されてきた特異な存在。まさに自然の恵みと文化を併せ持つ木材といえるでしょう。

黄蘗の特徴と用途
- 主に日本・中国に自生する落葉高木で、ミカン科の植物
- 加工しやすく、水湿に強いため古くから建具や家具に使用
- 心材は淡い黄色〜黄金色で、加熱や経年によりさらに色味が深まる
今回の黄蘗一枚板は、特に木肌の美しさと木目の複雑さが際立っており、オブジェとしての存在感が圧倒的な一枚となっています。

漢方薬としても重宝された「黄蘗」の歴史
黄蘗の樹皮は生薬「オウバク」
黄蘗はただの木材ではなく、その樹皮が健胃・整腸作用を持つ漢方薬として「オウバク」と呼ばれ、古来から薬用として珍重されてきました。
✅ 樹皮に含まれる「ベルベリン」は抗菌作用が強く、胃腸薬として利用
✅ 江戸時代には薬草として栽培される地域もあった
✅ 現代でも漢方薬や民間薬として一部処方に使用されている
このように、黄蘗は美しさと実用性、さらには薬効まで兼ね備えた非常にユニークな木材です。
玉杢が美しく輝く一枚板 – 自然が生んだ芸術品
今回お選びいただいた黄蘗一枚板には、耳までびっしりと現れた“玉杢(たまもく)”が最大の見どころです。
玉杢とは?その希少性と美しさ

✅ 木目の中に、丸い玉のような光沢が連続して現れる特殊な杢目
✅ 木の内部にねじれや不規則な成長が起こることで自然に形成される
✅ 光の角度によって輝きが変化し、シルクのような艶を持つ
玉杢は**意図的に作ることができない“自然が生んだ模様”**であり、特に今回のように耳の部分まで密集して現れる例は非常に珍しいと言えます。
黄蘗の持つ黄金色の木肌と玉杢の輝きが融合し、まさに人工では決して再現できない眩い美しさを放っています。
オブジェとしての価値 – 空間を彩る黄蘗の存在感

本一枚板は、ダイニングテーブルやカウンターとしての用途ではなく、オブジェとしてお買い上げいただきました。
✅ 玄関やリビングの壁に立てかけるだけで圧倒的な存在感
✅ 光の当たり方で表情を変えるため、空間に動きが生まれる
✅ 一枚板ならではの不揃いな耳のラインが自然の造形美を強調
見る者を惹きつけてやまないその造形は、インテリアの主役として空間全体を引き締める力を持っています。
まとめ – 黄蘗(キハダ)の一枚板が魅せる希少価値と芸術性
✅ なかなかお目にかかれない、国産の希少樹種「黄蘗(キハダ)」
✅ 樹皮は漢方薬「オウバク」としても使われる実用的な木材
✅ 玉杢が耳までびっしり現れる唯一無二の一枚板
✅ オブジェとしての存在感が高く、空間に彩りと深みを与える
この度は貴重な一枚板をお買い上げいただき、誠にありがとうございました。
自然がつくり上げた芸術を、末永くご愛用いただければ幸いです。
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