梅雨明け!夏本番‼ 椨(タブ)の一枚板テーブルを仕上げ中
気温は35℃近く、工房は真夏の暑さ。そんな中で本日は、希少材「椨(タブ)」の一枚板テーブルを最終仕上げを行ってます。
今回の一枚は、奥行約90cmのワイドサイズ。設置場所は、とある社長室。存在感抜群のサイズと美しい杢目が、空間の主役になること間違いなしです。

縮杢が美しい椨(タブ)材
この一枚の魅力はなんといっても縮杢(ちぢみもく)。光の加減で立体的に見える木目は、まさに“天然の芸術”。
特に今回の椨は、表面全体に波打つような縮杢が入り、オイル塗装によってその艶と陰影がより際立っています。

椨(タブ)の木材としての特徴
椨(タブ)は、クスノキ科タブノキ属に分類される常緑広葉樹で、九州・四国・本州南部を中心に分布しています。
▶ 主な特徴
- 重量感:やや重めで安定性が高く、反りにくい
- 木肌:緻密で艶があり、仕上げ映えが非常に良い
- 色味:明るめの茶~黄褐色。オイル塗装で深みが出る
- 加工性:硬すぎず柔らかすぎず、研磨や加工がしやすい
▶ 用途と評価
かつては建具・下駄・船材などに使われていましたが、近年では流通量が減り、一枚板としての椨は非常に希少になっています。
特に今回のような広幅(90cmクラス)のタブ材はなかなか市場に出てこないため、探しても見つからない“幻の一枚”とも言える存在です。

空間を彩る“オブジェのような存在感”
木目・縮杢・サイズ感が揃った椨一枚板は、まさに家具というより“作品”。社長室や応接空間など、格式と個性が求められる場所にぴったりの素材です。
置くだけで空間のグレードをぐっと引き上げてくれる力があります。

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店長のひとこと
いや〜暑い一日!梅雨明けの工房で、汗だくになりながらもこの椨の縮杢を見ると不思議と元気が出てきます。
今週も納品ラッシュ。バテ無いように呑んで食って、皆さまに最高の一枚板をお届けできるよう頑張ります!
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