今回納品させていただいたのは、桧(ひのき)の一枚板を使用した応接テーブル。
やわらかな色味と、ゆるやかに流れる杢目が美しい、上品な一枚に仕上がりました。
空間へ設置した瞬間、桧特有のやさしい香りがふわりと広がり、応接間全体を包み込むような落ち着いた空気感に。
主張しすぎない自然な存在感がありながらも、しっかりと空間の中心として佇む、非常に雰囲気あるテーブルとなりました。

旧家の大黒柱を、テーブル脚として再利用
今回の大きなポイントは、脚部分。
実はこの脚、旧家で長年使われていた桧の大黒柱を再利用して製作しております。
お客様より、「思い入れのある大黒柱を何か形として残せないか」とご相談をいただいたことが、今回のスタートでした。

長年家を支えてきた柱。
家族の歴史や記憶が刻まれた素材だからこそ、単なる木材として処分するのではなく、新たな形で受け継いでいきたい。
そんなお客様の想いを形にするため、工務店ならではの視点でご提案を進めさせていただきました。
何度も打ち合わせを重ねる中で、「応接間で使うテーブル脚として再生する」というアイデアへ。
大黒柱の持つ力強さと、桧一枚板の柔らかな表情が非常に相性良く、空間全体に統一感を生み出してくれました。

受け継がれてきた素材に、新たな命を
古材や大黒柱には、新材にはない独特の味わいがあります。
長い年月を経て刻まれた傷や色味、乾燥による風合いは、その家だけの歴史そのもの。
今回の脚部分も、完全に綺麗に整えすぎるのではなく、あえて素材感を活かしながら製作。
過去の記憶を残しつつ、現代の暮らしへ自然に馴染むようバランスを整えていきました。
テーブルとして新たな役割を持ちながらも、どこか懐かしさを感じる佇まい。
「受け継ぐ」という言葉が非常に似合う、特別な一枚に仕上がったと思います。
桧一枚板ならではの魅力
桧は、日本を代表する銘木のひとつ。
古くから神社仏閣や高級建築にも使用されてきた木材で、耐久性・香り・美しさを兼ね備えています。

特に特徴的なのは、その香り。
桧特有の爽やかな芳香には、リラックス効果があるとも言われ、空間へ心地よい安らぎを与えてくれます。
また、やわらかな色味と繊細な木目も魅力。
派手すぎず上品な表情を持っているため、応接間のような落ち着いた空間にも非常によく馴染みます。
今回の天板も、見る角度によって杢目がゆらゆらと揺らめくような美しさがあり、自然光や照明によって様々な表情を楽しめる一枚でした。

工務店だからこそできるご提案
今回のような「大黒柱を活かしたい」「古材を再利用したい」といったご相談は、工務店として建築に携わっているからこそ実現できる部分でもあります。
単純に一枚板を販売するだけではなく、住宅や空間とのバランス、思い出の素材をどう活かすかまで含めてご提案できること。
それもsee-sawが大切にしている強みのひとつです。
新築・リフォーム・古民家再生などに合わせて、「残したい素材」を活かした家具製作のご相談も近年非常に増えております。
思い出の柱や梁、古材など、「捨てるには惜しい」という素材がございましたら、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
記憶とともに使い続けられる一枚板
応接間という、人を迎える大切な空間。
そこへ、家族の歴史を受け継いだ大黒柱と、やさしい表情を持つ桧一枚板が加わることで、空間全体に深みと温もりが生まれました。
既製品では決して生み出せない、“物語を持つ家具”。
これから先も、ご家族の記憶とともに長く愛され続ける存在になってくれることと思います。
一枚板や古材再利用、オーダーテーブルをご検討の方は、ぜひsee-saw公式サイトをご覧ください。
空間や想いに寄り添った、世界にひとつだけの家具をご提案させていただきます。
この度は大切な素材をお任せいただき、誠にありがとうございました。
末永くご愛顧くださいませ。


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