唯一無二の魅力に迫る!注目の杢目!

一枚板 サバ杢 商品情報

最近、サバ杢のカッコいい一枚板の納品が続いたので、今回はサバ杢について詳しく解説します。

かつては価値を認められず嫌われ者だったこの杢目が、なぜ今、唯一無二の存在として注目されているのか。 その背景や魅力についてお話しします。

サバ杢とは?

サバ杢(さばもく)は、木の幹が二つに分かれる「サバ」と呼ばれる部分に現れる杢目です。

サバ杢の特徴

扇形に広がる波のような杢目
二股に分かれた付け根部分に現れやすい
強い負荷がかかるため非常に硬く、独特な模様が生まれる

サバ杢の別名と海外での呼ばれ方

  • 沢目杢(さわめもく) – 業界ではこの名称が訛り「サバ杢」となったと言われる
  • クロッチ(Crotch) – 英語では「股」という意味で、二股に分かれる部分を指す
  • 二股杢 – 日本でも「二股杢」と呼ばれることも

かつてはこんな杢目出回ってませんでした・・・

私がインテリアを販売し始めた30年前、 サバ杢のような木目はむしろ価値を認められず、嫌われていました

当時の家具業界の常識

  • 当時の家具業界では「柾目」が最も価値が高いとされていた
  • 板目(節や枝跡がある木目)は展示すらされなかった
  • 婚礼家具などでは「色ムラ」「節」は傷とみなされ、クレームになることも

当時の販売では、 「同品質・同色のものをお届けするのが当たり前」でした。 そのため、木目が揃っていないサバ杢など板目の材は敬遠され、廃棄されることもあったのです。

なぜ今、サバ杢など板目の杢が見直されてきたのか?

時代が変わり、近年ではサバ杢をはじめとする板目の杢の価値が大きく見直されています

インダストリアルデザインの流行

インダストリアルデザインとは、無骨で機能美を重視したデザインスタイルのことを指します。 工場や倉庫を思わせる無機質な雰囲気の中に、アイアンや古木を組み合わせた空間が特徴です。 無骨ながらもシンプルで洗練されたデザインが、多くの人々に受け入れられています。

この流れの中で、サバ杢のような個性的な杢目が「味のある素材」として評価されるようになったのです。

男前インテリアの人気

男前インテリアとは、ヴィンテージ感や無骨さを取り入れたスタイルで、アイアンや木材、レンガ、革製品を組み合わせたデザインが特徴です。

サバ杢のような自然が生み出す独特な木目は、アイアンフレームや革張りのチェアと組み合わせることで、 「シンプルだけど力強い」空間を演出します。

一点ものへのこだわり

唯一無二の木目を持つサバ杢は、 一枚板専門店の市場で特別なデザインとして人気が高まっています。

サバ杢が見られる木材

サバ杢はすべての木材に出るわけではなく、 特定の樹種でよく見られます。

ケヤキ(欅)一枚板

海外では「ジャパニーズゼルコバ」と呼ばれる

経年変化で飴色に変化し、味わいが深まる

稀に「玉杢」「如輪杢」「瘤杢」などとともに現れる

ウォールナット一枚板

比較的形や杢目が整ったものが多い
希少なサバ杢が入ると、一気に荒々しい表情に

栃(トチ)一枚板

日本で人気の高級広葉樹
サバ杢が現れると、光沢感が際立つ

逆に、アフリカ材や南米材ではほぼ見られない。 真っすぐに成長する樹木が多いことと、伐採から運搬の際、作業効率の面から細かく刻まれ、現地ではサバ杢のような木材が価値を認められず、廃棄されているからです。

サバ杢の希少性と出会いの確立⁉

サバ杢を持つ木材は、 伐採、製材の段階で慎重に扱われないと、 テーブルとしてのデザイン、本来の美しさが活かされないことがあります。

伐採や製材時の課題

  • 二股部分は伐採時にバッサリ切り落とされることが多い
  • 木口の二股を残せば美しいが、現場でそこまで配慮されることは少ない
  • 製材の仕方によって、杢目の表情が大きく変わる

やっぱり意匠性の高いものは少ないかな~

市場に出回るサバ杢の木材は限られているため、 気に入ったものに出会うこと自体が難しい。

個性的なデザインのものは早い者勝ち!
価値のあるものはすぐに売れてしまう

特に加工は特殊なことはないが
とのような形で製材されているかがポイント、枝別れの部分なので、当然は運びにくく
伐採の段階でばっさっと切り落とされます、当然の事ながらその段階で
こことこの長さを少し残しておくといいテーブルができるな~などの配慮は無く
バスバスとカットされます。
仕入れや競りの際も『ここの耳残してくれればなー』とか『あと20cmこのしてれば木口の二股が残っているのにな~』など

イイ感じに二股部分の木口が残ったデザイン!


サバ杢本来の杢目プラス、カットの状態により、
一枚板の仕上がり後のデザインが全然違ってきますね。
だから杢目、デザイン、全体の大きさなど、気に入った意匠性の高いものは
出会うこと自体がなかなかできない一枚板となりますね~

まとめ – サバ杢の価値とは?

かつては嫌われ者だったサバ杢ですが、 今では唯一無二のデザインとして評価されています

自然が生み出した美しい杢目
インダストリアルデザインや男前インテリアとの相性抜群
テーブルや店舗什器としての活用が広がる

特に個性的なデザインは一般のご家庭のみならず
アパレル店舗の展示台、飲食店のメインテーブル、企業の会議室
店舗のディスプレイとして壁に立てかけるだけのオブジェなんかにもいいんじゃないでしょうか!

「ありふれたデザインでは満足できない」 そんな方には、ぜひサバ杢の一枚板をおすすめします!

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