細かなところまで・・・
一枚板工房see-sawです。
今回は一枚板仕上げの細かい点についてご紹介です。
以前にもご紹介させて頂いたのですが基本的にはベルトサンダー・ランダムサンダーにて
粗い番手から徐々に細かい番手に上げていき、研磨作業を行っていくのですが
最後は手で一枚板の表面をすべて撫でてへこみや細かな傷やむくりが無いか確認していきます。
当然明るい環境で仕上げしますよー
当然の事ながら明るい環境で仕上げを行ってます。
工房には4機の水銀灯と木口などもしっかりと磨けるように
投光器などを使用し仕上げ作業を行っております。
ただし最終の段階では・・・・・
鵜の目鷹の目で一枚板を凝視します!
『鵜の目鷹の目』 若いころ恩師に教えられた言葉です。
今、ネットなどで調べると
「熱心に物を探す様子や、そのときの鋭い目つき」を例えたことわざと出てきます。
でもその時言われたのは、
「同じ魚を捕るのでも、鵜のように水の中、近くで獲物を取る方法もあれば
鷹のように空高くから獲物を見つけとる方法もある、一つの商品をアピールするのにも
様々なポイント近くで見る、遠くから見る、下から見る、斜めから見る、いろんな視点で見ることが大事やぞ」
本来の意味に更に仕事に置き換え、指導いただき、今でも実践している大切な言葉です。
本題の一枚板の仕上げなんですが
当然様々な角度から、特に木口などもお子さんの目線、頭の位置などにもあたる高さなどで
気にしながら研磨行っているのですが、
物の遠近、角度ではなく明るさも変化をさせて仕上げを行っています。
水銀灯を消します!
最終段階では水銀灯を消します。こんな感じに
因みに↓が水銀灯が付いている状態です。
窓の明かりでもわかるように昼間での作業での画像ですがそれでも明るさはだいぶちがいますね。
そんでもって投光器のみでの薄暗い中で浮かび上がってくるのは・・・・
わかりますかね~ 一枚板にうっすらと筋が入ってますねー
でも明るいまんまだと こんな感じ
わからないんですよ、凝視しても触っても!
こんな感じで凝視しても、手で撫でても、見落としていた傷が浮かび上がってきます。
更に投光器の位置を変え、角度を変え一枚板の細かい傷を暗がりで光を当て見つけ研磨を繰り返します。 何度も何度も・・・
様々な方向から一枚板を見るように
仕上げの段階でもそうなんですが、
一枚板を販売する段階でも以前にもお伝えしましたが
ほぼほぼ展示の一枚板は木表面をメインにテーブル展示と立て掛け展示を行っているのですが
木裏が素晴らしい一枚板も多く見受けられるんですねー
これからも一枚板の魅力を目いっぱいお伝えできるよう
仕上げや展示の際も注意深く『鵜の目鷹の目』で
一枚板と向き合ってまいりますよ!
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